山田裕貴は宇宙
自分の内側で大爆発を起こして日々煤だらけになりながら親指を立てて生きるの楽しいぜ〜っていう気持ちになっている。あまりにポジティブが過ぎるのでもしこれが躁鬱における躁状態だったとしたら嫌だなと思いながらすでに1ヶ月が経とうとしているので、おそらくこれは単純にテンションがぶち上がってるだけだと思われる。反動への不安をぶち壊してパッションの赴くままにオタク活動していくつもりだ。
今私が一番注目している人物が、俳優の山田裕貴である。
彼の存在を初めて知ったのは海賊戦隊ゴーカイジャーという番組で、彼はブルーの戦士をやっていた。長い黒髪(さらっさらのツヤッツヤ)を後ろで束ねているというだけで何故か面白くて笑ったし、その上名前がジョーギブケン。ギャグではないのかと思うようなネーミングであったし(特にすごい名前はグリーンの戦士のドン・ドッゴイヤーである)、当時はその番組やゴーカイブルーにどっぷりとハマることはなかったが、普通に楽しんで視聴していたようには思う。
そこから6年以上は山田裕貴から離れた生活(大袈裟)をしていたが、あるときふとしたきっかけで闇金ドッグスを経て安藤忠臣というキャラクターに惚れ、中の人を調べてみると山田裕貴という名前であることを知る。山田裕貴? ウィキ見てみよう。あっこの人ゴーカイブルーじゃん!! もう最高潮である。悠久の時を経てもゴーカイブルーことジョーギブケンは私のテンションを上げてくれる存在なのだ。
山田裕貴の魅力はなんだろうか。
すべて! と言ったらそれまでなのだけれど彼は生き様から性格や容姿、そのすべてにきらめきをまとっていると思っている。
俳優として色んな挑戦をしようという気概、キャラクターを演じるのではなくキャラクターを生きようとする熱意、使われることを計算したうえで演技の中に入れ込むアドリブ。もっと人々に多岐に知られたいという精神。ツイッターやインスタからでしか知ることはできないが、無邪気な少年のような中身。
外見的な魅力といえば何より瞳にあると思う。彼の瞳は黒々としたガラス玉のように見える。表情では笑っていても瞳の奥は笑っていない。
演技の際にほとんどまばたきをしない。なのでこちらもまじまじとその瞳を眺めてしまう。まつげも長くふさふさとしていて、羨ましいと思うほど。
私は山田裕貴の横顔が好きだ。鼻から唇にかけてのラインが好きだ。下唇が少し前に出ているのがとても好きだ。煙草を咥える仕草や煙草を挟む細い指先が大好きだ。
今ではゴーカイジャーをアマゾンプライムで観ながらジョーギブケンの天然ぶりに悶えたりなどしている。あの当時は面白いキャラだとしか思っていなかったのに、役者そのものを好きになるということは不思議なものだ。
彼の出演作も徐々に視聴していっている。主人公の友人などの役柄が多い中で主役を演じた「闇金ドッグス」シリーズ、物語の重要なポジションである人物を演じた「HiGH&LOW」シリーズは彼の魅力を堪能するのにうってつけの作品であると思う。
安藤忠臣という人物にこれでもかと言うほど沈み込んでいるので、闇金ドッグスシリーズが7作品も作られ、これから8、9が上映されるということが本当に嬉しい。幸せである。こんなにも供給されていいのだろうかとすら思える。餌を与えられすぎている今、それがなくなる未来を想像すると恐ろしいものがある。
山田裕貴にはこれからももっともっとあらゆる役を生きてほしいし、たくさんのファンに愛されていってほしい。彼が出演するならば苦手な恋愛モノだって観に行きたい。スーサイダルテンデンシーズのバンダナとBLACKMACHINEの青チェックシャツとかスカジャンとか身に着けたりして鬼邪高の女を気取ってキャッキャしてみたい。
これだけ楽しくて熱い気分にさせられるものに出会えたことが嬉しい。ありがとうユウキヤマダ。これからも応援していく所存である。